コーヒーの正体。私たちは何を飲んでるの?

焼きたてホカホカのコーヒー豆。
コーヒーを飲むのが苦手な人でもその香りには思わず「いい香り~」と言ってしまう。
そのくらい私たちはコーヒーの香りに魅了されてしまいます。

茶色いコーヒーの豆なら見たことはあるけれど、白っぽい方は初めて見たという方は多いものです。
嗅いでも香りがしないし、重みがあって石みたい。


焼く(焙煎する)前がこのような白いものだと知っている人。
どのくらいいるでしょうか。

正確には灰青緑色なんですが、
まだ火を通す前で生豆(きまめ・なままめ)と呼ばれていること、これを焙煎して水分を飛ばして焼いていくとあの茶色いコーヒー豆になること。
ここまでは知っている方は少しずつ増えてきました。

私たちの店舗にも置いていますが、
以前より「これなんですか?」と不思議そうに聞いて来られる方が減った気がしているので。

左は焙煎豆、右は生豆

この生豆の正体は、いったい何?

じつは・・・
コーヒーの実の中のあるものなんです。
しかも2つ。


コーヒーの木に成る赤い実のことを俗にコーヒーチェリーと言います。

ここから取り出した種(タネ)の部分なんですね。
コーヒーって。

コーヒー豆はタネ(種子)の部分

それを私たちは乾燥させて焼いて砕いて濾過した液体を飲んでいるわけです。


種子は命の元であり、
蒔くと芽が出てまたコーヒーの実をつけます。
ですが、コーヒー用の生豆は何段階もの工程があったあとの姿であって、蒔いても芽が出ることはありません。

生豆になるまでの工程を精製と言うのですが、
そのことについてはまたいつか。

この記事を書いた人

上町珈琲

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