コーヒー豆の選び方(焙煎度)
コーヒー選びに迷ったら。
上町珈琲のお豆は全部でおよそ70種類あります。
店舗にご来店いただいた時に『どれから選んだらいいんだろう・・・』と迷われないために焙煎度別のメニューをご用意しております。
種類が多いといつものコーヒーが決まっておられる方には良いのですが、初めてご購入の方や、たまにはいつもと違ったコーヒーを選んでみようかなと思った時、選ぶ基準をひとつ決めると悩まずに済みます。
その基準のひとつが
【焙煎度で選ぶ】
焙煎度が違うとコーヒーの風味は大きく変わります。
ぜひご参考になさってくださいね。
焙煎度について
コーヒー豆は日本に輸入されたときは生豆(GreenBeans)の状態です。
それぞれのロースターが独自の技術で焙煎するのですが、焙煎度の区分はある一定の基準があります。
【大きく分けると3段階の煎り】
浅煎りー中煎りー深煎り
【さらに細かく分けると8段階のロースト】
ライトーシナモン・・・浅煎り
ミディアムーハイーシティ・・・中煎り
フルシティーフレンチーイタリアン・・・深煎り
見た目の色が薄いほど浅煎り、濃くなっていくほど深煎りなのですが、色は流れるように変わり境目はあいまいです。
たとえばA店で浅煎りとして売られているお豆が、B店では中煎りとして扱われていたりすることもあるので、お店が変わると思っていたものと違っていたということを聞くことがあります。そのため、細かい8段階の焙煎度については見た目の色を数値で表す色彩計(L値)が使用されています。この数値の範囲で●●ローストという段階に分けられています。
ただ、私たちの焙煎は自動化した焙煎ではないのでいつもまったく同じ色を出すというわけにはいきません。
コーヒーは農作物のため入荷ロットの生豆の状態を見ながら焙煎します。
とてもアナログ的です。
コーヒーの風味を決めるのは他の要素がたくさんあり、色の基準に忠実に従うことだけに重きはおいていません。あくまでそのコーヒーに合う焙煎をした結果の焙煎度だったりします。
ですので、お客様にわかりやすく風味をイメージしてもらう表現として、上町珈琲では3段階の焙煎度、さらに細かくお伝えするのはその必要がある場合にとどめています。
上町珈琲の浅煎り(シナモン~ミディアムロースト)
通常、最も浅煎りのライトローストで仕上げることはありません。
ジャマイカ、キューバや中米産はライト寄りのシナモンロースト、
エチオピア産やブレンドその他はミディアム寄りのシナモンローストの傾向があります。
入荷してきた原料の状態や季節によって若干調整をおこなっております。
見ための色というよりも、中まで火が通りふっくらと煎り上げることに集中しています。
スペシャルブレンドが上町珈琲の代表的な浅煎りコーヒーです。
上町珈琲の中煎り(ミディアム~ハイロースト)
上町珈琲でもっとも多い焙煎度になります。
スペシャルティコーヒーの数が多くなりました(現在40種)。
それぞれの個性あるお豆の違いを楽しんでいただけるよう、ミディアムローストあたりの焙煎度で仕上げています。スペシャルティコーヒーは200g以上から深煎りもオーダー可能です。
スペシャルブレンドショコラが上町珈琲の代表的な中煎りコーヒーです。
上町珈琲の深煎り(シティ~フルシティ)
上町珈琲では深すぎる焙煎はコーヒーの個性が感じられないという思いから、シティーローストあたりも深煎りの仲間に入れております。香りと苦みが最大限引き出されたコクの強いコーヒーです。
スペシャルブレンドダークが上町珈琲の代表的な深煎りコーヒーです。
上町珈琲の極深煎り(イタリアンロースト)
上町珈琲のアイス専用焙煎です。
コーヒーオイルがたっぷりとにじみ出た苦みが際立つパンチのある焙煎ですが不思議と焦げ臭さがないのが特徴です。
冷たくして飲むだけではなく、コーヒー感の強い濃厚なカフェオレを作るのにも適しています。