自家焙煎店などでコーヒーを買う際、豆のままでとおっしゃる方はミル(豆を挽いて粉にする道具)をすでにお持ちの方でしょう。
コーヒーは
・豆のままで
・焙煎して日が経っていないもの
を購入するのが一番です。
ミルを持っていないから買った方がいいですか?と聞かれることがありますが、その方がいいと言い切れない場合もあります。
ミルを買って豆からコーヒーを淹れる時間も大切だと感じる方は買った方がいいと思います。
ミルがない場合はお店で挽いてもらいましょう!
ミルをお持ちでない方や、自分で豆を挽く時間の無い方はお店で挽くことになるのですが、
ここはミルを持っていないことに気落ちなさらないでください。
絶対に豆のまま買うのがいいわけではないんですよ。
なぜなら、”どんなミルを使っているのかも重要”だからです。
これは断言させていただきます。
ご自宅で使われている家庭用ミルと、自家焙煎店などで一般的に使用しているミルとでは全くの別物なのです。(そうあってほしいです)
とくに上町珈琲のミルにかぎっては、かもしれません。
ご家庭で3,000~10,000円ほどの価格帯の物とでは風味がまったく違うのです。
上町珈琲のミルは、マルケニッヒMAHLKONIG VTA6Sというドイツ製のグラインダーを、焙煎度の浅いホットコーヒー用と深煎りのアイスコーヒー用と2台使い分けています。いつか故障し使えなくなる時のことを考えると冷汗がでそうな価格帯、当店の相棒です。
(一番の相棒は焙煎機ですが)
お客様には無料サービスで挽いております。挽ければそこそこの物でいいのでは?という考えもあるかと思いますが、こだわりは譲れなくこちらをずっと使っています。
特殊鋼の超硬のディスクカッターはコーヒー豆をつぶして砕くというより高速カッターでシャキーンシャキーンと切るイメージ。
高品質な生豆、新鮮な焙煎豆をを慢のグラインダーで挽いてお客様にお渡します。
あたり一面に広がる香り、挽いているこちらも贅沢でシアワセな気持ちになります。

粉の場合一度に買う量は?
さて、粉にした場合、
「どのくらい日持ちしますか?一度にどのくらい買えばいいですか?」と聞かれることが多いです。
粉の場合、だいたい1週間から10日くらいとお伝えしています。
上町珈琲のコーヒー袋は中がアルミ蒸着のコーヒー専用袋を使っています。コーヒーの鮮度を最大限保つことができるので、封を開けなければ中のコーヒーの劣化は遅らせることができます。1袋100gからの量り売りが可能ですので、封を開けてからどのくらいで消費するのかを考えてご購入されるといいと思います。
1日2杯を毎日飲まれるご家庭なら5日で100g、200gでも10日以内に使いきれます。(1杯10gとして)
一度に何袋かご購入されすぐに開けない分は真空パック(店内の機械で袋の中の空気を抜く)される方が多いです。
真空した袋は常温で涼しい場所に保管してください。
コーヒーは酸素、水、光、温度などの影響を受けて変質します。
酸化したりアロマや香りが抜けることで美味しくないと感じるようになります。
- 酸素
- 光
- 熱
この3つがコーヒーの大敵と言われています。さらに付け加えると、急激な温度変化も与えないようにしてもらえたらうれしいですね。
冷凍庫に入れると安心な気がしますが、よほどの長期保存でなければあまりおすすめしていません。
いつかお気に入りのミルで・・・
お店で挽くのもいいけれど、ゴリゴリと豆を挽く手仕事。
その時間が大好きという方は妥協しないで1台ミルをお持ちになるのもいいと思います。
ご予算、性能の違い、どんなミルが向いているかご相談もお気軽にどうぞ。
