カスカラティーというお茶を知っていますか?
コーヒーのお茶のことなんです。
普段飲んでいるコーヒーはコーヒー豆を砕いて粉にしてお湯を注いでろ過したもの。
コーヒーの木になる果実(コーヒーチェリー)から取り出した種(タネ)を茶色く炒ったものがコーヒー豆なのですが、カスカラはその果実の部分を乾燥させたものです。
そのお茶をコーヒーチェリーティ―またはカスカラティーと呼んでいます。
「カスカラ」とはスペイン語で「皮・もみ殻」などの意味。コーヒーチェリーティーと言うと「珈琲なの?お茶なの?」って思ってしまいますが。
じつはカスカラって世界で注目されているスーパーフードでして、その栄養素は抗酸化作用の高いポリフェノールがたっぷり。まさに美容に良いと脚光を浴び始めている飲み物と注目を集め始めています。
このお茶、コーヒー生産国では日常的に飲まれているのですが、輸出用には作られていなかったため今まで普及されることはありませんでした。その歴史はコーヒーよりも古いと言われています。生産地で消費されるものだったのでしょう。
一度飲んでみたくなりますよね。
近年、SDGsの観点から日本でもようやく商品化されて始めました。10年ほど前にはそのお茶を飲んでみたくて何とか手に入れようとしても、当時はネットで検索にも引っ掛からないほどで日本で流通していませんでした。やっと手に入れて飲んでみたものは香りも味もなくとても飲めたものではありませんでした。希少なだけでただ高価で、こんなもんなのか・・・とがっかりしたことを覚えています。
でも、やっと美味しいカスカラティーに出会えたことで自信をもってお知らせしたいと思うようになりました。
たくさんの人にも一度飲んでいただきたく、直営店のカールトンティーハウスでもメニューになる日は近いです。
お茶にした写真はまたアップしますね。